前回は自転車の海外への輪行方法についてでしたが、今回はシンガポールの交通ルールについて書きます。
日本と同じ、左側通行
日本と同じような感覚で、サイクリングを楽しむことができます。
右側通行の国だともちろん道路の右側を走らないといけませんし、後方確認の際も左後方を確認しなければいけないので、勝手が異なりますが、その心配はありません。
信号は、日本と同じ形の横型か、雪国のような縦型
自動車用信号は完全に日本と同じ形です。同じメーカーかな?中央分離帯に設置された信号や、左折車専用信号は、雪国のような縦型が多いです。
自転車乗りには直接関係ありませんが、右折矢印表示が消える前に、点滅をするというのが、日本の表示形式と違う点です。
歩行者用信号は?
だいたい日本と同じですが、ほとんどの信号が押しボタン式だということです。慣れない間はボタンを押し忘れて、車道側だけ青信号で渡れなかった、ということがよくあります。
自転車で車道を走れます
その場合、ヘルメットをかぶる必要があります。私はそのことを知らずにノーヘルで走っていて、一度お巡りさんに注意されました。幸い、罰金等はありませんでした。歩道を走行する場合は、ヘルメットは必要ありません。
都心部では、大通りが一方通行になっているところが多い
郊外で上下線があった道路が、都心部で上下別々の道に分かれます。紙の地図だけ、またはGoogle mapで道路だけ見ていったら進入禁止だった…なんてことのないよう注意する必要があります。「右折待ち」がなくなるため、効率が良いのでしょうね。
場合によっては右側の路側帯も走れそうな気もしてくるのですが、逆方向の車線と合流することがあります。道路についてよく知っているのでない限り、基本的に自転車はKeep Leftを遵守するべきかと思います。
ERPのゲート
都心部に向かっていると、一般道なのに、ETCゲートのようなものが出現します。これはERPと呼ばれる、自動車とバイクの都心部への交通流入を抑制するための、シンガポール独特の料金システムです。気にせず下を通過して大丈夫です。
結構ハイテクで、10分単位で、こまめに通行料金が変わります。システムは三菱重工が開発したそうです。https://www.mhi-ms.com/jp/research/sip/highlight/column_0003.html